女の敵は女?最高に冷たかったフランス人面接官

私が経験した面接での女のいざこざ。女同士のいびりはフランスでもあるようです。

 

私は渡仏2年目に入ったとき、仕事を探し始めました。

プロダクトデザイナーとして働ける仕事で、尚且つ日系ではなく現地の企業を狙いました。

以前書いたブログでも書きましたが、

私は履歴書を手渡しするため、40、50社のドアを叩きました。

結果面接まで行けたのは10社ほど。

今日はそのうちの1社、過去最高に酷かった面接のエピソードです。

 



 

夫婦で経営する小さなデザイン事務所

 

応募したのは、友人が「この会社で新しいデザイナーを募集してるみたいだよ」と教えてくれたことがきっかけでした。

 

この会社は夫婦で経営をしている事務所で、

旦那さんが社長、奥さんがディレクター兼デザイナー、

その他に4人のデザイナーがいる小さな会社でした。

 

そのディレクターである奥さんが妊娠中、一人の従業員が辞めるので、

他のデザイナーを募集しているとのこと。

 

この話を持ちかけてくれた友人がこの社長さんと知り合いのため、

私の仕事スキルや語学レベルの話をある程度事前にしてくれました。

 

履歴書とモチベーションを渡すと、すぐ次の日に社長さんから面接をしたいと電話をもらえたので、

ポートフォリオの準備を万全に済まし(言いたいことは暗記して)面接の日を緊張しながら待ちました。

 

当日社長さんと一対一の面接で、

私が仕事をする上で大切にしていることや、得意なこと、自分の性格などを述べ、

ポートフォリオを見せながら伝えたいこと伝えきり、

社長さんの反応もすこぶるよく、私も手応えを感じていました。

 

最後、奥さんに呼ばれ、社長さんが一旦席を外したところから雲行きが怪しくなりました。

 

2度目の面接官は目を光らせた社長の奥さん

 

社長さんが戻ってくると「妻も君と話したいみたいだから、改めて2回目の面接をしよう」と言いました。

内心「ずっと横の部屋にいたなら、一緒に面接したらよかったんじゃ?」と思いましたが、

ここはフランス、こんなことで狼狽えてはいけない!と思い、

仕方ないので2回目の面接日を決め、そのまま帰りました。

 

2度目の面接当日。

社長さんは社内におらず、他のデザイナーさんたちも出張中で、

社内に奥さんと二人だけの面接がスタート。

 

最初から彼女が1mmも笑わないから、この採用はきっとないだろうなと思いました。

 

面接で私がどんな人間なのかを知る、というより、

この面接で、私を落とす要素を探し出すかのような対応でした。

 



 

初めて女って怖いと思った

 

プロダクトデザイナーという職業柄、学生時代から今に至るまで男性が多い環境だったので、

所謂「女のいびり」のような経験はこれが初めてでした。

 

席に座るなり彼女は、

「今日の面接では仕事については一切しないから」と私に言いました。

 

職探しの面接で仕事の話はナシ??

私の頭の中はハテナだらけです。

 

次に10枚に渡るチェック項目を渡されました。

oui /nonで答えるもので、例えば「私が仕事熱心です- oui /non」といった内容の質問がずらり。

 

彼女と二人きりの部屋でひたすらフランス語と格闘。

やっと全部答え終わると彼女は、

「学生時代、国語・数学・社会どれが得意だった?」と聞いてきたので「数学」と答えると、

引き出しから3枚つづりの数学の問題集を渡されました。

 

大人になってから4桁計算をこんな状況でといたのはこれが最初です。(最後であってほしい)

彼女はいったいこの計算用紙で何を見ていたのだろう?

そして、もし国語か社会と答えていたらどんなものを出してきたのだろうか、今でも気になります。

 

数学の問題を解き終えると、最後の質問として好きなフランス語の座右の銘を聞いてきました。

このとき私は「座右の銘」というフランス語を知らず、「citationって何ですか?」と聞き返しました。

 

特に好きなフランス語の座右の銘がないと知ると、

「1年も住んでいてないの?」と一言。

冷たい空気が流れました。

 

元々「女性」を採用する気がなかった

 

結局、私が答えた10枚もの質問用紙に目を通すことも、数学の答え合わせもなく、

「デザインの業務はクライアントとのコミュニケーションが大切だから、

今のフランス語レベルでは難しいと思うわよ」と言われました。

 

今回の結果を踏まえ、社長と話し合って後日連絡すると言われたけれど、一切期待はしませんでした。

 

結果は二週間後に奥さんから電話で知らされました。

「あなたの持っているスキルに興味はあるけど、フランス語が足りない」と。

 

もしもそれが本当なら受け入れたいけど、単純に理不尽な対応すぎて納得がいきません。

といいつつ、面接途中から「ここでは働きたくないや」と思っていましたが…

 

後から不思議に思った友人がこっそり聞いたところ、

彼女は元々女性社員を雇いたくなかったそうです。

それを聞き、フランス人も女性同士のいざこざはあるのだなと思いました。

 

この面接を通して、仕事に私情を持ち込む人になりたくないなーと思いました。

皆さんはどんなエピソードがありますか?

こんなことあったよ!という話があればぜひ、コメント欄で教えてくださいね!

 


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