フランスの結婚観

男女でも捉え方が違うと言われる結婚観ですが、フランスではどうでしょう?

 



 

「結婚する」を選べる

 

日本ではある歳になると「結婚しなくては」というムードに包まれますよね。

「◯◯歳までに結婚、◯◯歳までに第一子」という流れは母の時代から変わってなさそうです。

 

私が渡仏した25歳の時はそうでもなかったのですが、

今、Facebookを開くと必ずどなたかの結婚報告があるくらい

いわゆる「結婚ラッシュ」時期なんだな、と感じています。

 

そして同年代の友人から「どうしよう」という相談を頻繁に受けます。

30歳まであと数年。どういうプランで行こうか?

という疑問が渦を巻いています。

「結婚はまだ先かなって思ったんだけど、あまりのラッシュっぷりに

自分だけ価値がないように思えたり、幸せじゃないんじゃないかと感じたり、

取り残されるかもという恐怖に襲われたり」と、口を揃えて言います。

 

皆一斉にするから、乗り遅れた!と感じてしまうのは仕方ないことですよね。

だからと言って「自分のペースでいいんだよ」とか「出会えるのもタイミングだから」といった

アドバイスが果たしていいのかどうかも悩みどころです。

 

フランスではどうでしょう?

まず、びっくりするくらい結婚する人が少ない。

フランスには3つの選択があって、

「結婚」「パックス」「結婚しない」の3つ。

簡単に言うとパックスはお互い法律でカップルとして認めらるもので、結婚よりももっと手軽な手続きです。

 

結婚する人が少なくなった背景には宗教上の理由があります。

離婚時が非常に大変なんです。

イタリアの方がもっと大変と聞きますが、フランスも簡単に離婚させてくれません。

だから結婚する時に、離婚した時の取り決めを厳重にします。

例えば「財産」はどう分けるのか?といった話を結婚する段階で決めておくのです。

 

そんな流れの中、結婚するかどうかが一番重要なことではなくなったのです。

結婚していなくても、子供を作る人はたくさんいます。

現に私のフランス人の友人は結婚もパックスも結んでませんが、今現在妊娠中です。

だからと言って日本のように「未婚の母!」「順序も守れてない!」と言われません

 

だから、子供がいても相手のことを「夫・妻」という言い方をせず、「恋人」と呼びます。

日本人にとっては違和感がありますが、こちらでは普通なので「そうなんだ」で終わるくらいです。

結婚するかしないかは人それぞれ。

 



 

結婚指輪と結婚式

 

指輪について

フランスでは、「結婚するかどうか」も個人の自由なので、

もちろん「指輪をするかどうか」も自由。

だから結婚式での指輪の交換も必ずではありません。

特に男性は、アクセサリーを付けるのが嫌な人もいます。

付けたいかは誰かが押し付けるものや風潮ではなく、夫婦の選択、という形です。

 

日本に結婚指輪が広まったのは明治以降、昭和40年代だと言われています。

理想は3ヶ月分のお給料なんて言われていますが、

ヨーロッパから始まった歴史ある「結婚指輪」のスタイルがこうも変わっているのに、

既婚者は結婚指輪を付けるもの!という風潮が、

あまりにも不思議な感じがしてしまいます。

 

結婚式について

また結婚式も挙げるか否かもそれぞれの自由です。

日本では盛大に何百万もかけて結婚式をあげますよね。

ちょっと人と違う結婚式、といえばハワイなどで海外挙式などです。

 

フランスでは少し印象が違います。

結婚式というより披露宴・パーティーに近いですが・・・

 

例えば私の友人は、広々とした丘に友人たちを招いて、

音楽仲間に演奏してもらい、バーベキューをして、

友人に作ってもらったウェディングドレスを来て、友人カメラマンに素敵な写真を残してもらっていました。

 

またあるカップルは、ロックミュージックとアクティブなことが大好きなので、

ドレスやタキシードではなく、ロックスタースタイルでの登場、外で球技大会と運動会をしていましたし、

他には兄弟3人で小さい船を借りて結婚式を同時に催した!という人もいます。

 

結婚式の写真を見ると、それぞれオリジナリティーがあって、

他の人には真似出来ないなという感じで素敵です。

 

結婚祝い金について

また日本では、呼ばれた人の金銭的負担も大きいですよね。

相場は一般客で2〜3万。

 

フランスでは、特に決められていません。

友人は特に渡さなければならないというルールはありません。

 

普段からフランスでは、祝われる人が(結婚だけでなく誕生日や試験合格・昇進などでも)

自分で会を企画し、周りの友人を招き、もてなします。

例えば「今日は昇進が決まったから、皆いつものBARに来てよ!お酒おごるよ!」

といった感じです。

つまり日本とは逆で、祝われる側がお金を払います。

 

日本の相場は結構な額のために、

祝いたいはずなのに、とくにラッシュ時期たくさんの結婚式が重なると、

ちょっと気が重くなってしまう人も多いですよね。

フランスのように、誰もが気持ちよく祝えるような流れになったらいいなぁと思います。

 

苗字はどうなる?

 

結婚して苗字が変わることは

嬉しいことでもありますが、大変なことです。

自分の名前との相性もありますしね。

実際私の友人で、相手との結婚を考えた時、相手の苗字と自分の名前をくっつけて、

嫌だなと思って別れてしまった人を何人か知っています。

名前はどこでもついて回るものだから慎重になります。

 

フランス人と結婚すると苗字どうなるのでしょうか?

 

現在主流なのが複合姓(ダブルネーム)です。

AAさん(男性)とBBさん(女性)だと、「AAと結婚したBB」という記載のされ方です。

もしも離婚した場合はAAが外され元の名前に戻るだけです。

時々「えー!フランス人の名前に変わりたかった!」なんて人もいますが、

日常で使うときには、両方の名前を書いてもいいし、

AA名前、とかBB名前と記すことが出来ます。

 


オススメ記事をチェックする



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください